果物にうつ病予防効果!?
今回は興味深い記事があったので、紹介したいと思います。
これまでも野菜や果物を摂取することで様々な効果があることを紹介してきましたが、今回はうつ病にも効果があるという事です。
うつ病は現代病で、年々罹患するする方が増え続けています。コロナ禍だったという事も理由の一つだと考えられます。
果物を多く食べる人でリスク低下!
果物をたくさん食べている人はうつ病になりにくいことが、国立精神・神経医療研究センター(東京都小平市)、国立がん研究センター(同中央区)などでつくるグループの研究で明らかになったそうです。
果物の摂取量が多いほど、うつ病になりにくい!
食事や栄養とうつ病との関係について、「主に欧米で行われた研究から、野菜や果物を多く取ることがうつ病に予防的に働くとのデータが示されています」ということです。
果物に関しては、「果物に含まれるフラボノイドというポリフェノールの一種が、うつ病予防に有効だとする見方が強いです。フラボノイドは、うつ病の発症メカニズムとされる、脳由来の神経栄養因子の減少や酸化ストレス、神経の炎症を抑える可能性があると推測されています」。
抗酸化作用!
野菜、果物全般、フラボノイドが豊富な果物(リンゴ、ナシ、ミカンなど)それぞれの摂取量によって五つのグループに分け、摂取量が最も少ない人を基準にして、他のグループのうつ病の発症リスクとの関連を調べた。
その結果、果物とフラボノイドの豊富な果物の摂取量が多いほど、発症リスクが低いことが分かった。野菜の摂取量との有意な関連は見られなかった。野菜や果物に含まれるビタミンCなどの個々の栄養素と発症リスクについても、統計的な関連はなかった。
ただし、フラボノイドの有効性については、「果物全体とフラボノイドの豊富な果物の両者で予防効果があったことから、うつ病になりにくくなるのは、フラボノイドというより、果物全般が持つ抗酸化作用などによるものと考えます」との見方を示した。
ジュースではなく
意識して果物を摂取すると、心の健康に良いと思います。ジュースでは抗酸化作用が低下するため、そのまま果物を食べることがお薦めだそうです。
新たな研究で、次々と野菜と果物の身体への好影響が明らかになってきてます。しかも、加工せずに生のままでの接種が一番いい事もわかってきています。
健康寿命を延ばすために、野菜や果物はやっぱり生で食べましょう!