ベジスコアとは
皆さん、ベジスコアって聞いたことありますか?
私も最近知ったのですが、今回は野菜摂取量ベジスコアについて考えます。
ベジスコアとは!
以前にも書きましたが、厚生労働省では野菜の一日の必要摂取量は350gですが、日本人でこれに達しているのはわずか30%です。でも、本当に足りてるのか不足しているのかは、自分では中々わからないのではないでしょうか。
そこで、野菜摂取量を数値で見える化し、スコア化したのが「ベジスコア」です。
機械に手の指をかざし、簡単に計測することができるという優れものです。かなり精度も高いようで、スーパーの青果売り場に常設してあるところもあるみたいです。(私は見たことありませんが…)
血液中のカロテノイド濃度でわかる!?
先ずはその仕組みから説明します。
ベジメータやベジチェックという機械が有名みたいですが、光学センサーを皮膚にあて、「反射分光法」によって野菜や果物にしか含まれないカロテノイドを測定するのです。皮膚の状態は血液中のカロテノイド濃度と相関性が高く、その血中カロテノイド濃度は野菜・果実の摂取状況を測るのに最適の指標とされているのです。
その精度、信頼性は保証されており、米国農務省が行った試験にも使用されて科学的エビデンス(論文)も確立されているようです。
実際に定期的に計測した実験結果では、意識的に野菜を多く摂れる食事を続けると数値は上がり、忙しくてバランスを考えない食事をすると数値は下がったといいます。
う~ん、実に興味深い。
定期的に計測することが大事!
ただ、やはり問題点もあります。現存する測定機械は高価な為、スーパーやドラッグストアなどの店舗などに行かないと測定することはできません。
パルスオキシメーターの様に、小さくて安価な機械で家庭で手軽に測定できるようになれば、もっと便利になって普段の生活で野菜の摂取不足を実感できるはずです。
ダイエットと一緒で、結果が出るとやりがいに繋がります!家庭で定期的に計測できるよう、機械メーカーさんの今後の開発に期待したいところです。
野菜の摂取不足を実感 → もっとたくさん野菜を食べて健康になる → 健康寿命も延びる → 医療費削減 → 国に貢献
こんないいサイクルができればいいですね!
しかし、野菜の摂取量を数値で見える化できるなんて、本当に便利な世の中になりましたね。
技術は日進月歩です。